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権丈英子慶應義塾大学商学部卒。同大学院商学研究科博士課程修了。アムステルダム大学博士号(経済学)取得。アムステルダム大学経済学部研究員などを経て(2005年より現職。2002年から2004年まで、少子化問題と女性労働に関するEUの研究プロジェクト(MOCHO project)に参加。専攻は:労働経済学、社会保障論。解雇が容易なのに失業率が低い理由 ―― 日本ではいま、「働く人を守るために、もっと雇用保障を充実させろ」と主張する人たちと、「解雇規制の緩和などによって労働市場の流動性を高めろ(それによって産業構造の転換が容易になり、経済成長にもつながること主張する人たちのあいだで、意見の対立が起きていると思います。 そうしたなかでヨーロッパでは、二つの立場の対立を乗り越える新たな雇用政策が注目されているそうですね。 権丈 ええ、「フレキシキュリティ(Flexicurity)」と呼ばれているものがそうですね。これは、「柔軟性」を意味する「フレキシビリティ(Flexibillity)」と、「生活保障」を意味する「セキュリティ(Security)」を組み合わせた造語で、相反するかにみえる「労働市場の柔軟性」と「労働者の生活保障」を両立させようというもの。なかでも昨今とくに注目を集めているのが、「黄金の三角形」と呼ばれているデンマーク型のフレキシキュリティです(左ページの図を参照)。「柔軟な労働市場」を実現するために、解雇をしやすくすると、当然(一時的にしろ)失業者が生まれてしまいますよね。その失業者の生活を守るためには、失業給付などの「セーフティネット」の充実が不可欠となります(「消極的な雇用政策」ともいわれる)。 ところがセーフテイネットが手厚すぎると、働かなくても生活できるために職探しをしない失業者が増えてきます。じつは以前のデンマークがそういう状態で、失業率は一〇%を超えていました。これでは社会保障費は増大する一方ですし、労働市場にも人材が供給されなくなるため、悪循環ですよね。 そこでデンマークが行なったのが「積極的な雇用促進政策」です。教育訓練プログラムを充実させ、同時に、失業して一定期間経つと「教育訓練を受けないと、失業給付金をもらえない」という仕組みにしたのです。 すると、失業期間中に教育訓練を受けるようになるため、 一人ひとりのスキルが高まります。その結果、失業しても新しい職を得やすくなりますし、企業も雇用ニーズにマッチした質の高い労働力を手に入れられ、競争力を高めることができるというわけです。 デンマークでは一九九〇年代半ばからこうした一雇用改革に着手し、失業率の減少と経済成長の両方を実現しました。 ――デンマーク以外でも、フレキシキュリティを導入して、成功している国はあるのですか。 権丈 オランダがそうです。オランダでは、八〇年代以降、派遣労働者をはじめとした非正社員の数が増えました。オランダの雇用制度では正社員の解雇が難しかったので、労働市場の柔軟性を高めるためにフルタイムの正社員以外の働き方が活用されたわけです。そして、景気が悪化したときには、派遣労働者の削減も行なわれました。 九〇年代半ばに、オランダで問題となっていたのが、非正社員の人たちが不安定な雇用環境に置かれていることと、彼らが将来のキャリア展望を描くことができないという点でした。 ――昨今の日本が抱えている問題と、とてもよく似ていますね。 権丈 そうなんですよ。オランダでは、パート労働については、早くから待遇改善に取り組み、正社員が短時間勤務を利用するかたちで普及したので、問題は少なかったわけです。ところが、他の柔軟な働き方については、日本と同じように、彼らの待遇を市場に任せきりにしていたために、大きな歪みが生じてしまったんですね。 そこでオランダ政府は、非正社員の雇用保障の充実を図りました。九八年の「労働者派遣法」と九九年の「柔軟性と保障法(フレキシキュリティ法)」です。これらの法により、派遣会社は、賃金やそのほかの労働条件について、派遣労働者と派遣先の正社員とのあいだの均等な待遇を確保することが義務づけられました。また、 一定期間働いた派遣労働者には、派遣会社の正社員として雇用契約を結ぶ権利が与えられ、臨時労働者にも、 一定の条件をクリアすれば、期間の定めのない雇用契約を結べることが保障されました。 その一方で、派遣業の許可制を廃止して原則自由にするなど、労働市場の柔軟性も進めました。その結果、人びとは、柔軟な働き方を活用しながら、仕事の経験を積み、ステップアップしていくことができるようになりました。オランダもデンマーク同様に、経済成長と失業率の減少の両方を実現しています。とくに失業率はピーク時の一〇%台から三%台にまで下がり、ヨーロッパでもっとも低くなっています。――なるほど。だからフレキシキュリティがヨーロッパで注目されるようになってきているわけですね。権丈 EUでは二〇〇七年にフレキシキュリティに取り組んでいくことを共通原則として定め、その導入を加盟各国に奨励しています。またOECDやILOの報告書にも採り上げられるようになりました。いまやヨーロッパにとどまらず、世界的な関心を集めつつある雇用政策といえますね。デンマーク型をそのまま導入するのは非現実的――日本でも今後、導入が検討される可能性はあるのでしょうか。権丈 デンマーク型のフレキシキュリティを、そのまま日本に導入するのは非現実的です。デンマークが失業給付や教育訓練などの労働市場政策に投入している公費は、GDPの四・五%にのぼります。 一方、日本はわずか〇・六%にすぎません。デンマークのフレキシキュリティは、大規模な財政支出が支えているのです。デンマークでは外部労働市場が以前から発達していることも、忘れてはならないでしょう。また、デンマークのように解雇を容易にすることがほんとうに日本のためになるのか、という問題もあります。日本企業の強みは、社内教育制度が充実しており、会社で人材を育てるという仕組みが整っていることです。ですから社員も、会社に愛着をもち、社内でスキルアップやキャリアアップをめざすのがまだまだ一般的です。ところが解雇規制が大幅に緩和されて、正社員がどんどん解雇されるようになると、正社員の会社に対するロイヤルティーが薄れます。また、外部労働市場から人材を供給するのが一般的になると、社内で人材を育てていくという風土も消えていくでしょう。これは非常にもったいないことです。――たしかに、日本企業はこれまで正社員に対しては、手厚い保障や教育訓練をすべて社内で行なってきました。権丈 そのよい面は、これからも可能なかぎり維持していくべきでしょう。 一方で、非正社員の多くは、社内研修の機会も乏しく、スキルアップやキャリアアップの道が閉ざされています。賃金や福利厚生面でも正社員とは均等な待過を受けていません。そこで彼らに対しては、社会としてセーフティネットの充実を図るとともに、教育訓練プログラムなどの充実を図ることによって、能力開発の機会を増やすことが不可欠となってきます。日本の雇用システムの優れた面を保ちながら、欠けている部分は補っていく。そうした日本の実状に合った「日本型フレキシキュリティ」の模索が、いま求められていると思います。**************************************************************************デンマークのインプリケーション。・解雇しやすくするほど企業は雇用しやすくなる・失業給付が充実するほど失業者が増える・外部労働市場が充実すると企業は人材育成しなくなる「労働市場の柔軟性」は、例えばミスマッチの話が関係するかも。新卒就職率が抑制されてるのに、中小企業や介護等は採用予定に応募が足りない。きっと今時の大学生は金融やIT関係への就職を視野にそうした分野を専攻してたんでしょうね。。。4年後の雇用情勢は予測不可能www非正規社員とか派遣社員とかってみんなコンサルタントって呼べばいいんじゃない?「呼び方でこんなにイメージが違ってきてしまうのですね。ちょっとびっくりです。今回は藤沢数希さんのブログ『金融日記』からご寄稿いただきました。 非正規社員とか派遣社員とかってみんなコンサルタントって呼べばいいんじゃない? 「もっと早くしてくれないと仕事に遅れちゃうじゃないか!」 失業給付の申請窓口に並ぶスペイン人労働者 僕も若かったころはマクロな観点から「今の日本経済の問題点は労働市場があまりにも硬直化しているせい *1 で、企業も、これから日本の将来を担っていく若者も本来の実力を発揮できないでいるから、大企業の正社員や公務員の過剰な解雇規制を大幅に緩和するべきだ」などと随分と立派なことをブログに書いてきたんだけど、公務員と労働組合が支持母体の民主党 *2 にそんなことをいっても労働市場の流動化が行われることなど万に一つもないことに気がつき無駄な努力をするのを随分昔にやめることにした。 そして、民主党は、案の定、派遣労働のさらなる規制(今派遣社員の人の職はどうなる?)、日本郵政のアルバイトの正社員化(その給料だれが払うんだ?)、官僚の天下りを禁止して定年までの終身雇用を半強制(よけい金かかるしやる気でないんじゃない?)などなど、さらに日本の労働市場を硬直させる政策を矢継ぎ早に実行しようとしている。 こうなったら企業としては、もう正社員を雇ったら負けといってもいい。 もし雇ってヘンなのだったら、会社が潰(つぶ)れる寸前にならない限り首にもできないし給料も減らせないのだから数億円の損失だ。 やはり日本の企業は「なるべく正社員は雇わない」+「出来るだけ海外移転」が今後生き残っていくための基本戦術だろう。 そこで先日『Twitter』でつぶやいたら結構、反響があった。 --------- しかしこれだけの正社員への過剰な保護を考えると、会社ってのは正社員を雇ったら負けだな。本当にコアになる一握りのメンバーだけ正社員にして、後は外注とかコンサル契約でプロジェクト回すのが吉じゃないだろうか。まぁ、新卒の若者は大変だろうけど。kazu_fujisawa --------- --------- takapon_jp 俺(おれ)いまそんな感じですね RT @kazu_fujisawa: ということで、今後は日本でも個人事業コンサルが増殖して、彼らの営業手段がブログ+ツイッターになると予想してみる。そして若年層の失業率めちゃアップw /via @fu4 --------- 僕は昔まだアカデミックな研究者だったころ、共同研究でヨーロッパに数ヵ月滞在していた時のことをふと思いだした。 気楽な貧乏研究者であった僕は、毎晩毎晩パーティーに出かけて行って遊んでいたのだが、そこで仲良くなった飲み友達がなぜか異常にコンサルタントが多かったのだ。 しかも聞いたことがある一流企業のコンサルタントだ。『アストラゼネカ』とか『エリクソン』とか『IBM』とか『ノキア』とか。 僕はコンサルタントというと、大前研一の本をたくさん読んでいたこともあって、企業の経営戦略にかかわる超優秀な人たちだと思っていた。 こんな若造がそんな一流企業のコンサルタントなんて、さすがにヨーロッパというのはエリート教育が盛んだから、小さいころから英才教育でも受けたのかなぁと当時は思った。 で、2001年にITバブルがはじけた時、彼ら「コンサルタント」はみんな失業した。 要するに、ヨーロッパのコンサルタントって日本の派遣労働者とか非正規社員のことだったのだよ。 スペインとかフランスとか解雇規制が日本より厳しい国は、企業は本当に必要な一握りの人材しか雇わないから、若年者の失業率は常に25%ぐらいだ。 あまりにも企業の負担が重いので、闇(やみ)の労働市場が発達していて、働きながらちゃっかりと失業保険までもらっている人もたくさんいる。 その点、コンサルタントというのは、プロジェクト単位で雇ったり、景気がよくて人出が足りない時にも雇えるし、必要がなくなった時に契約を更新しないことで雇用調整ができるから、企業にとっては使いやすいのだ。 そこで逆転の発想を思いついたのだが、日本でもコンサルタントをもっと増やした方がいいんじゃないか? 労働者にとっても企業にとっても、民主党政権のへんちくりんな労働規制を回避するいい方法になるし、何よりコンサルタントって響きがすごくかっこいい。 最近、ネットやテレビで派遣村 *3 とかが有名になって「非正規社員」とか「派遣社員」ってなんかすごくネガティブな言葉になってしまった。 フルタイムの正社員なんて窮屈な仕事はやりたくないから、非正規社員を好きでやっている人もたくさんいるわけで、もともとニュートラルな言葉がこんなにネガティブになってしまったのはいい迷惑だろう。 もう身分制度の下の方の人という印象だ。 たとえばあなたにガールフレンドがいて、彼女の両親にはじめて会うというようなシチュエーションを考えてみよう。 --------- 「紹介するわ。私の彼の由紀夫君」 「はじめまして。みずほさんと交際させていただいている由紀夫です」  中略 「ところで由紀夫君は何をやってるのかな?」 「今、自動車工場で派遣社員やってます」 「・・・」(気まずい沈黙)  中略 「みずほ、女の命は短い。彼とはもう別れた方がいい」 --------- というような展開になってしまうとも限らないではないか? では、こういってみてはどうだろうか? --------- 「紹介するわ。私の彼の由紀夫君」 「はじめまして。みずほさんと交際させていただいている由紀夫です」  中略 「ところで由紀夫君は何をやってるのかな?」 「今、トヨタ自動車の工場で生産ラインのコンサルタントやってます」 「へぇー、若いのにすごいね」 「いえいえ、まだ見習いですから安月給でこき使われてますよ」 「若いころの苦労は買ってでもしろっていってなぁ。わしも昔は随分苦労したもんだよ」  中略 「みずほ、お前なかなか男を見る目あるじゃないか。そろそろ結婚とか考えたらどうだ?」 --------- というような展開になる可能性が非常に高いのではないか? 由紀夫君はまったく嘘(うそ)をついていないし、やっている仕事も同じだ。ただ呼び方をちょっと変えただけだ。 ちょっと呼び方を変えるだけでこんなにみんなが幸せになれるのなら、やらない手はないのではないだろうか? 結局のところ日本社会なんて、みんな大して変わらない給料で、変なプライドや世間体に縛られながら生きているのだから。 編集部リンク補足 *1:日本経済の問題点は労働市場があまりにも硬直化しているせい 『金融日記』 2009/12/21 「労働市場改革の経済学 ―正社員保護主義の終わり― 八代尚宏」参照 *2:公務員と労働組合が支持母体の民主党 『金融日記』 2010/01/08 「この一年間で面白かった政治・経済の一般書5冊」参照 *3:派遣村 『金融日記』 2009/12/09 「派遣村はまた必ず出現する」参照 執筆: この記事は藤沢数希さんのブログ『金融日記』からご寄稿いただきました。 文責: ガジェット通信」

どうも、今日新しいボディーソープを使ったのですが、よく見ると"爽やかなキューカンバーとグリーンティーの香り"おお、なんと清々しそうなネーミンg…キュウリじゃん!Σ( ̄□ ̄;でおなじみの僕です。皆様もう少しで新学期ですがいかがお過ごしでしょうか?今日はバイトの話を少々・不真面目な話今日の東京は雨だったので僕は小さなビニール傘を持って養老に行きました。今日は団体の客が多く傘立ては一杯になるわけです。そして団体のお客が帰るとそこの傘立てには一本の傘もなkあれ?というわけで傘を取られました。まぁいいさ雨やんだし、逆に帰るのが楽だと思えばするとさっきのお客様の一人"すいませーん、傘間違えてたみたいで~"おお、今時ビニール傘でもちゃんと返しにくるお客様がいるとh……傘が大きくなってる考え得る選択肢・自分の勘違い・お客が二重に間違えている・完全なるわらしべ長者フラグ次はもっと良い傘になることを願って養老に傘を持って行きます。・真面目な話養老のバイトの後時間があれば、マスターとビールをいただいて帰ります。その時の会話より会社の面接では頑張ると言うのでなく、どれだけやりますとか結果をみせろ。もう世の中努力でなく成果を見せる時代なのかなとのみながら思いました。曖昧は駄目なんだろうね。※こんな話ばっかしてますが一応僕は真面目に働いてますのであしからず





 

 

 

 








 

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